アリババ、経営と技術力強化に向けた人事異動を発表
アリババグループは12月29日、呉沢明の最高技術責任者(CTO)就任を含む経営陣の人事異動を発表しました。2017年にアリババのパートナーに就任した呉沢明は、天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバルやアリババの新小売構想に上級技術職として貢献してきました。呉沢明は引き続き、ローカルサービス部門のCTOも務める予定です。
前任者の程立は、技術開発に関するアドバイザーとして、アリババグループ会長兼CEOであDaniel Zhang(張勇)と協力していきます。
これまでAlibaba Cloud(アリババクラウド)の社長を務めていたJeff ZhangはDAMOアカデミー(達摩院)の責任者として研究部門を牽引する運びとなりました。今後、DAMOアカデミーでの業務に集中し、最先端のテクノロジー開発と中国におけるデジタルエコノミーの技術応用を探求します。Jeff Zhangは引き続き、チップ開発チームT-HeadとIoTプロジェクトの責任者も務めます。
Jeff Zhangに代わり、今後はアリババグループ会長兼CEOであるDaniel ZhangがAlibaba Cloudの社長代理とDingTalk(釘釘)の責任者に就任します。Daniel Zhangは今回の人事発表を受けて、「私たちは、これまで以上に継続的な発展に力を入れ、現代社会が直面する様々な課題を解決していくことを目指します」と述べています。アリババでは、進化し続けるテクノロジーと自社の成長を踏まえ、毎年経営陣の人事異動を実施しています。
その他の人事発表について
周靖人(Zhou Jingren)は、現在のDAMOアカデミーの副代表としての役割に加え、Alibaba CloudのCTOに就任しました。
また、4月1日付で、蒋芳(ジャン・ファン)はグループ最高人事責任者(CPO)に就任する予定です。アリババ共同創業者18人の1人である蒋芳は、同社の副最高人事責任者として、従業員の安全、コミュニティ形成、満足度調査などの人事分野を牽引してきました。蒋芳は中国本土以外の人事も担当しており、グローバル化を目指す上で重要な役割を担っています。
現職の童文紅(トン・ウェンホン)は、アリババ・パートナーシップのメンバーとして、当社の企業文化の構築に貢献していきます。
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