アリババクラウドで約1700社が活用するサービスを立ち上げたワーキングマザーのシェ・ユーツンが語る、同社の魅力とワークライフシナジーについて

概要:この度、アリババニュースは「アリババ社員に聞く」と題したインタビュー特集を立ち上げました。従業員からリーダー層まで現場で活躍している社員が、それぞれの仕事とプライベートの価値観について本音で語ります。第1回は、アリババクラウドのカーボンマネジメントソリューション「エネルギー・エキスパート」の責任者である謝予叢(シェ・ユーツン)が、アリババでの8年間のキャリアについて紹介します。

「エネルギー・エキスパート」の責任者で母親でもある謝予叢(シェ・ユーツン)

謝予叢(シェ・ユーツン)のプロフィール

大学でソフトウェアエンジニアリングを専攻したシェさんは、アリババ入社以来ソフトウェア製品のプロダクトマネージャーを務めてきました。2021年上期には、企業の省エネや効率化を支援するアリババクラウドのカーボンマネジメントソリューション「エネルギー・エキスパート」の開発に着手。企業のクリーンエネルギー戦略に関する立案支援も行ってきました。XXから2022年3月末までに、約1,700社がエネルギー・エキスパートの主要プロダクトであるエネルギーセーバーを利用するまでに成長しました。

 現在は母親として育児と仕事を両立させながら、同社の技術革新に寄与しています。仕事が親子間のコミュニケーションの架け橋になることも多く、省エネや新エネルギー発電などについて親子で語り合うこともあるようです。同僚とライドシェア通勤を実施するなど、生活の中でも積極的に省エネ活動を実施しています。

Q:8年間アリババで働いてきて、職場としての魅力は何だと思いますか?

―  アリババは非常に大きな企業で、部門を超え、様々な製品やプロジェクト開発に挑戦する機会を与えてくれました。

 どのような業種の企業であってもカーボンニュートラル達成のために、二酸化炭素の排出権取引やカーボンオフセットを実施するとともに、生産プロセスやエネルギー消費、さらにはサプライチェーンや従業員の行動に至るまで、エネルギー効率の向上や低炭素化を図らなければなりません。

 このような背景から、2021年前半には、カーボンニュートラルに関連した市場ニーズを把握するという目的で、他部門と共同で、様々な業種の企業を多数訪問しました。この経験から、カーボンニュートラルに関連した取り組みは対象が幅広く、様々な可能性があること、今後より多くの企業を巻き込むことができることを確信しました。議論を重ねた結果、2021年5月の初めに、カーボンニュートラルを部門のテーマとすることに決定しました。

 カーボンニュートラルの取り組みの一環として、中国美術学院と共同で、エネルギー・エキスパート・プラットフォームを利用した低炭素化キャンパス・プロジェクトを実施しました。同プロジェクトでは低炭素な行動を奨励するプログラムを複数実践しており、学生たちが取った低炭素な行動を数値化しています。

Q:子育ての秘訣をお聞かせください。

―  一緒に質の高い時間を過ごすことが重要だと考えています。毎晩1〜2時間は必ず宿題を見たり、その日の体験や出来事を共有したりすることで、お互いの理解を深めています。困っていることを聞き出すことも大事です。

 毎晩、褒めることも心掛けています。その日のうちによく出来たことを心から褒めるのです。そうすると自然とその日の出来事や自分の考えを聞かせてくれます。そんな些細なことが、短時間でも親子関係を築く上でとても大切だと感じています。

 また、息子は省エネやCO2削減、新エネルギー発電などのテーマにもとても興味を持っているので、私も仕事のことや、炭素削減の原理などを説明することができ、仕事は私たちの間の良い橋渡しとなっています。

 そのため、今の私にとって仕事と私生活は切り離せないものだと思うのです。仕事でやりたいことを子どもに相談すると、奇想天外なアイデアを与えてくれることもあります。

Q:技術職というと「残業が多い」というイメージがあるかもしれませんが、これについてどう考えていますか?

―  この業界で働いている人は、技術や製品で世界を変えることができると信じているはずです。私の周りのプログラマーや研究開発の仲間たちは、新しい技術を積極的に取り込もうとする人が多いと感じます。私たち技術者は非常に変化の激しい世界にいるので、常に新しいことを学び、より良い技術者となるために多くの時間を費やす必要があります。

Q:ご自身の生活の中で、環境保全のために実践していることはありますか?

― 私は社内のライドシェアプロジェクトの一員として、毎朝、自宅近くに住んでいる同僚2人を車に乗せて一緒にオフィスまで通勤します。これにより、同僚が自分でライドシェアを呼ぶ必要がなく、移動全体のエネルギー消費量を抑えることができます。その他、宅配便のダンボールをリサイクルする、なるべく徒歩移動する、低層階からは階段で降りるようするなど、生活の中で様々な工夫を取り入れています。

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