アントグループ、2030年までにカーボンニュートラルを達成する目標を発表

アントグループは3月12日、2030年までにカーボンニュートラルを達成する目標を発表し、技術革新によるCO2排出量削減への支援を表明しました。これにより、気候変動とその壊滅的な影響を抑制するための世界的な取り組みに参加します。

 

 

 

また、カーボンニュートラルファンドを設立し、再生可能エネルギーやその他のグリーンテクノロジーの研究開発を支援するとともに、業界のパートナーと協力してグリーンファイナンスを推進していきたいと考えています。

アントグループの副社長である彭翼捷(Yijie Peng・ペン イジェイ)は次のように述べています。「環境に配慮することは、アントの創業以来の優先事項であり、技術は持続可能な開発を促進するために活用することができ、またそうすべきであると固く信じています。我々が決めたカーボンニュートラルの目標は、包括的で環境に配慮した持続可能な未来を追求するためであり、次に目指すマイルストーンでもあります。」

アントグループは、今年から電力購入に伴う直接的および間接的なCO2排出を相殺するためのロードマップを詳しく述べました(スコープ1および2)。2030年までに、アントグループが所有または管理していない他の発生源からのCO2排出を完全に相殺し、サプライチェーンやビジネストラベルなどの分野をカバーします(スコープ3)。

アントグループは、ブロックチェーン技術の開発とその現場への応用における優れた能力を活用し、CO2削減プロセスの追跡にブロックチェーン技術を使用するなど、気候変動対策にブロックチェーンソリューションを適用する方法を模索しています。

アントグループは透明性と説明責任を確保するために、カーボンニュートラル計画を策定する際に、外部の専門家である中国環境連合認証センター(CEC)を招聘し、議論に参加してもらいました。CECは、2022年冬季オリンピックの公式サービスプロバイダーであり、CO2削減ソリューションの評価において大会をサポートしています。

アントグループは、カーボンニュートラルの目標達成に向けた進捗状況を定期的に発表してまいります。

これまで、アントグループは中国と世界の消費者と中小企業に包括的で環境に配慮した持続可能なサービスを提供するというビジョンのもと、アントグループは消費者のエコなライフスタイルを促進する革新的なソリューションを開拓してきました。

2016年、当社傘下のデジタル決済プラットフォームであるAlipay(アリペイ )は、公共料金のオンラインでの支払いや、車ではなく徒歩で移動するなどの低炭素化の活動をユーザーに推奨するため、アプリ内に「アントフォレスト」というグリーンイニシアチブを導入しました。ユーザーがこのイニシアチブに参加し獲得したグリーンエネルギーポイントは、植樹や生物多様性保全のための特定の土地の保護に使用することができます。

2020年10月時点、5億5,000万人以上のユーザーがアントフォレストに参加し、中国の甘粛省や内モンゴル自治区などの乾燥地域で2億本以上の木を植え、約1,200万トンのCO2排出量の削減に貢献しています。また、この取り組みは3億7,000万ヘクタール(370万平方キロメートル)の自然保護区の保護にも貢献しました。

Alipay(アリペイ )を通じて実施したアントフォレストの取り組みは、デジタル技術を用いて気候変動対策をスケールアップさせたとして、2019年に国連環境計画(UNEP)の最高の環境賞である「国連チャンピオンズ・オブ・ジ・アース」賞と、「国連グローバル気候アクションアワード2019」を受賞しました。

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