ポジティブな議論で多様性を力に変える 〜アリババ社員たちが祝う 国際女性デー2022 Vol.1 ~

蒋微筱(ジャン・ウェイシャオ)
アリババ株式会社 取締役 、一児の母

 アリババ株式会社 取締役として、日本におけるデジタル決済の推進に取り組むとともに、アリババジャパンのEC、クラウド、物流、決済など幅広い事業の連携を深めることで、お客様によりよいサービスを提供できるよう支援しています。

 私は日本企業でキャリアをスタートし、日本の中小企業の海外進出をサポートした後、米国企業を経てアリババに移りました。米国企業での仕事は、多様性について真剣に考える機会になりました。価値観が多様な組織では議論がよく起きます。私は人と争うことを避ける性格ですが、自分の考えをしっかり主張しないと何も進みません。この経験から多様性を力に変え、物事を進めるため、「ポジティブな議論」を心掛けるようになりました。まず相手を受け入れ、その上でお互いのプラスになるよう考えながら折り合いをつけていくのです。

 子どもが生まれてからは、仕事でも「小さな幸せ」や充実感を感じるようになりました。例えば、若い社員が3カ月前と比べて成長したと気づいたとき、自分の言動によりポジティブな変化が起きたときです。一つひとつの変化は小さくても、積み重なって大きな成果につながるのだと、育児から学びました。

「自分軸を大切に」

 女性は、ライフステージによって優先順位が変化することも、マルチタスクを迫られる時期もあります。「こうあるべき」という義務感に縛られず、心に余裕を持って気楽に取り組んだら良いと思います。周りからの評価を過剰に気にしたり、焦ったりする必要もありません。「自分がどうしたいのか」という自分軸を大切にし、人生を満喫してほしいです。

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