家族と時間を過ごすための有給、リモートワーク、アリババが新たな福利厚生プログラムを導入

アリババグループは2021年12月中旬、社員の福利厚生を充実させる「暖心計画」を発表しました。

その目的について、アリババグループは「これまで以上に従業員に温かみのある配慮ができるよう努めていきます。柔軟な勤務形態の模索を続け、デジタル時代に適応した組織を目指します。」と説明しています。

アリババ社内で発表された暖心計画のお知らせには、企業にとって最高の財産は、会社に所属するひとりひとりの人間であり、従業員であるべきという旨が書いてありました。このような考えに従い福利厚生を充実させることになりました。

暖心計画では、新たに2種類の有給休暇が導入されました。第一に帯同休暇。社員が家族と一緒に過ごす時間を増やせるように、年に7日間の有給休暇が付与されます。帯同休暇を導入したのは中国本土のIT企業では、アリババが初です。アリババはこれまでも社員の家族を重視してきました。社員の両親が毎年無料で健康診断を受けられる「カーネーション計画」や、社員及びその子どもを対象にした医療保険制度、勤続10年に満たしている社員を対象に通常の休暇に加えて20日間の有給休暇が追加で付与される制度などがあります。。

また、新型コロナウイルスの流行によって社会活動や企業活動にも変化が生じています。これに対応するため、フレキシブルな勤務体制が新たに導入されます。社員は週に1日のリモートワーク、勤務する場所を自由に選ぶことができ、自宅での勤務など、より効率の良い場所で働くことが認められます。

また、勤務する国・地域に応じて、独自の福利厚生の強化案が導入されています。中国本土では月800元(約1万4,400円*)から1,200元(約2万1,600円*)までの通勤補助が支給されることになります。そのほか、社員旅行などチームの結束力を強化するチームビルディング活動への補助も増額されます。

*為替レートは1人民元=18円で計算。

 

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