多言語対応「国際医療専門家コミュニケーション・プラットフォーム」を通じ、世界中の医療従事者におけるノウハウ共有をサポート

– 「国際医療専門家コミュニケーション・プラットフォーム」は現在、104の国と地域から440以上の医療機関から参加申請を受けています- 

 「国際医療専門家コミュニケーション・プラットフォーム」は、ジャック・マー公益基金会とアリババ公益基金会が共同で設立したものであり、アリババが立ち上げた「グローバル・メディエクスチェンジ・フォー・ファイティングCOVID-19(GMCCプログラム=Global MediXchange for Combating COVID-19)の中心となる存在です。世界中の医療専門家が新型コロナウイルス感染症に関する知見や情報を共有し合いながら、円滑なコミュニケーションが図れるように設計されています。3月26日現在、米国、トルコ、英国、パキスタン、スペイン、ドイツの医療機関を中心に数多くの申請を受けています。   医療従事者がこのプラットフォームに参加するには、ウェブサイトにて申請し承認を受ける必要があります。承認されると、他の参加者と個別のやり取りが可能となり、またグループディスカッションやセッションにも自由に参加することができます。

ジャック・マーは個人のソーシャルアカウントに投稿し、プラットフォームに参加してくれた病院の医療関係者に感謝の意を表しています。「知識は力なり!新型コロナ感染症対策の臨床経験を共有するために、世界中の医師と看護師向けのオンラインプラットフォームを立ち上げました。世界中すべての病院がこのオープンプラットフォームに参加し、中国の医療機関と繋がることを歓迎します。一つの世界、一つの戦い!」

 アリババグループが運営するモバイルオフィスサービス「DingTalk(釘釘)」のメッセージングとコミュニケーション機能を活用した、このデジタル・プラットフォームは、無料の音声/ビデオ会議機能に加え、ライブ配信機能も提供しています。また、各国の医療従事者は、1対1でコミュニケーションを取ったり、AI即時翻訳機能を活用することで、言葉の壁を乗り越え、グループ・セッションに参加し、複数の参加者と交流することができます。例えば、浙江大学医学院(FAHZU)附属第一病院では、このプラットフォームを利用して、44の国と地域の92の医療機関と情報を共有しています。

浙江大学医学院付属第二病院の院長・王建安氏が、ライブ配信で新型コロナ対策におけるマネージメントのノウハウを共有している様子

 また、本プラットフォームの再生機能により、情報の共有や公式サイトへの投稿が可能となり、時差や業務の関係でライブ配信を観ることができなかった方が配信終了後にも閲覧することが可能になっています。

 これまでに「国際医療専門家交流プラットフォーム」には、武漢大学中南病院(武漢雷神山医院)、浙江大学医学院第一附属病院など、中国の医療機関が多数参加しています。

 本プラットフォームは、11言語(中国語、英語、日本語、スペイン語、フランス語、ロシア語、タイ語、トルコ語、ベトナム語、アラビア語、インドネシア語)をサポートするビデオ会議やAI翻訳技術を介して、医療従事者向けのバーチャル・コミュニティの構築を目指しています。

 なお、「国際医療専門家交流プラットフォーム」を支えるDingTalkは、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中、遠隔学習を促進するソリューションのひとつとして、ユネスコ(UNESCO、国際連合教育科学文化機関)より推薦されています。

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