アリババクラウド、日本で3カ所目のデータセンターを開設

 12月15日、アリババグループのデジタルテクノロジーとインテリジェンスの中枢であるアリババクラウドは、企業のデジタルトランスフォーメーション需要の高まりに対応するため、日本で3カ所目のデータセンターを設立したことを発表しました。

 新たに東京圏で開設されたデータセンターは、ストレージ、ネットワーク、エラスティックコンピューティング、セキュリティ、データベース関連のサービスから開発者向けのサービスまで、幅広いクラウド製品やサービスの提供に対応します。高可用性、卓越した強じん性、堅牢なディザスタリカバリ機能などに重点を置き、セキュリティやプライバシーに関する厳しい要件、コンプライアンス規制に対処できるよう構築されています。

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 データセンターの新設により、アリババクラウドのネットワークは世界28地域、86のアベイラビリティゾーンに拡張されました。高い安全性と拡張性、堅牢性、持続可能性を備えたクラウド基盤を提供し、デジタルイノベーションを活用してグローバルにビジネスを展開するお客様をサポートします。

 アリババクラウドジャパンのカントリー・マネージャーであるユニーク・ソン(Unique Song)は、次のように述べています。
「日本のお客様のビジネスを継続的に支援するために、3カ所目となるデータセンターを立ち上げました。アリババクラウドの実績あるイノベーションと、厳しいセキュリティおよびコンプライアンス要件を満たす利便性の高いソリューションの提供を通じて、お客様のDX推進を支援してまいります。」

 アリババクラウドは、2016年に東京で最初のデータセンターを開設して以来、日本においてゲーム、製造、小売、自動運転など、多岐にわたる分野のお客様をサポートしてまいりました。GPUインスタンスや、機械学習タスク向けAIアクセラレーションエンジン、Eコマースおよび自動車分野向けビジュアルAI製品、メタバース空間構築技術など、最先端のクラウドサービスを次々と市場に投入し、お客様がクラウド技術を活用して継続的なイノベーションを実現できるよう支援しています。

 アリババクラウドは、ガートナー調査で2018年以降、売上高で世界3位のIaaSプロバイダーに認定されており、アジア太平洋地域の市場シェアはトップを記録しています。