アリババクラウド、Apsara Conference 2022でクラウド新製品「無影クラウドブック」を発表

専用のクラウド・アーキテクチャを通じて、デジタル時代のワークプレイスに
強化されたセキュリティ、柔軟性、共同作業環境を提供

 アリババグループのデジタルテクノロジーとインテリジェンスの中枢であるアリババクラウドは、今月3日より開催されるアリババクラウドの年次イベント「Apsara Conference 2022」において、新たなクラウドコンピュータ製品「Wuying Cloudbook(無影クラウドブック)」を発表しました。「無影アーキテクチャ」によって強化された無影クラウドブックは、データセキュリティの強化やコスト効率の向上など、強力なコンピューティング能力をユーザー提供します。また、多様化するハイブリッドの職場環境で、共同作業を促進します。

 無影クラウドブックは、長さ13.9mmで14インチのタッチスクリーンを備えた超薄型の設計です。アリババクラウドは、現在、カード型デバイス、ボックス型デバイス、オールインワンPC、ノートPCなど形態でDesktop-as-a Service(DaaS)アプリケーションを提供しており、新たに無影クラウドブックが製品群に加わります。

クラウドコンピュータ製品「Wuying Cloudbook(無影クラウドブック)」

 無影クラウドブックは、クラウドサービスの特徴である高いセキュリティ性、拡張性、互換性を備えています。ユーザーは、ローカルデバイスの処理負担を抑えながらクラウドコンピューティング能力を最大限活用できるほか、必要に応じてコンピューティングパワーやストレージなどのリソースを調整できます。動画のレンダリングといった大規模な処理を実行する際に、ハードウェアの容量制限にとらわれることなく、低遅延で高画質、かつインタラクティブな体験をユーザーに提供できます。

 無影クラウドブックは、組織が有する多量のリソースをクラウド上で一元管理することで、それらの安全な保管や伝送をサポートします。データ損失やローカルデバイスが抱える脆弱性など、企業IT環境で起こりえるセキュリティ上の課題解決に貢献します。また、ユーザーが場所や時間に問わず組織のリソースにアクセスできることも特長です。

 無影クラウドブックは、Windows、Linux、Androidなどの複数のオペレーティングシステムの実行が可能で、共同作業の可能性を広げます。ソフトウェアもクラウド上で展開・実行されるため、ローカルデバイスにソフトウェアをインストールする必要がなく、ローカルデバイスのストレージ容量やバッテリーの消費も最小限に抑えます。

 無影アーキテクチャは、パソコンやタブレットなどの幅広い端末での利用に対応しており、さまざまなデバイスとの互換性を持ちます。無影アーキテクチャを活用することで、ユーザーはあらゆる端末からクラウドコンピューティング能力とストレージ容量にアクセスできます。

 アリババクラウドインテリジェンスのインフラストラクチャ製品担当シニアリサーチャー兼ゼネラルマネージャーである蒋江偉(Jiangwei JIANG)は、次のように述べています。
「無影アーキテクチャは、組織のワークプレイスに拡張性をもたらし、柔軟で効率性の高い業務の実現をサポートします。クラウドベースのデータセキュリティ機能とツールの提供を通じて、企業の情報セキュリティ保護を一層強化します。また、高い互換性を持つ無影アーキテクチャは、ハードウェアメーカー、ソフトウェアベンダー、ユーザー企業、そして個人ユーザーにクラウドコンピューティングのメリットをもたらします。」

 

アリババクラウドについて

2009年に設立されたアリババクラウドは ( www.alibabacloud.com )、アリババグループのデジタルテクノロジーとインテリジェンスの中枢です。アリババクラウドは、エラスティックコンピューティング、データベース、ストレージ、ネットワーク仮想化サービス、大規模コンピューティング、セキュリティ、管理およびアプリケーションサービス、ビッグデータ分析、機械学習プラットフォーム、IoTサービスなど、あらゆるクラウドサービスを世界中のお客様に提供しています。IDCの調査でアリババクラウドは2018年以降、Infrastructure as a Service(IaaS)分野で世界3位のサービスプロバイダーに認定されています。また、ガートナーには、アリババクラウドは2018年以降、売上高で世界3位、アジア太平洋地域で1位のIaaSプロバイダーとして認定されています。

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