アリババCEOのダニエル・チャンがノーベル賞受賞者と語る、職場におけるAI活用法

アリババグループCEO兼会長兼アリババクラウドCEOのダニエル・チャンが3人のノーベル経済学賞受賞者とAI活用法について語り合った。

ダニエル（左2）がノーベル経済学賞受賞者たちとAIがもたらすチャンスとチャレンジについて議論

　アリババクラウドは、6月26日、アリババグループの最高経営責任者（CEO）兼会長でアリババクラウドのCEOを務めるダニエル・チャンが、ノーベル経済学賞受賞者のマイケル・スペンス氏、クリストファー・ピサリデス氏、エリック・マスキン氏とともに、職場における生産性と創造性向上のためのAI活用法について、パネルディスカッションを行ったと発表しました。

　同パネルディスカッションは、マイケル・スペンス氏、クリストファー・ピサリデス氏、エリック・マスキン氏が委員を務める、2018年に杭州で設立され、世界中の科学者と協力し、生成AIなどの新技術が社会や経済に与える効果を研究しているアリババの共同研究機関Luohan Academyが主催しました。

　アリババクラウドは、職場におけるAI活用を牽引しており、今年初め、大規模言語モデルTongyi Qianwen（通義千問）を発表しました。Tongyi Qianwenはアリババのビジネス向けコミュニケーション・コラボレーションプラットフォームDingTalk（釘釘）に搭載され、会議メモの要約や会話のテキスト化に利用可能なほか、メール作成から事業提案やプロモーションキャンペーンの企画立案などの業務においても企業ユーザーを支援しています。

　「AIは人々の労働時間短縮に役立ち、非常に重要な長期的トレンドになるでしょう」と2001年ノーベル経済学賞受賞者のマイケル・スペンス氏は述べています。

　AIは単に既存の仕事の効率性を向上するにとどまらず、創造性を生かすことで、「AIコンサルティング会社のような新産業を生む可能性もある」、と2007年にノーベル経済学賞を受賞したエリック・マスキン氏は述べています。

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