アリババ、2022年天猫ダブルイレブンの期間中、出店企業のロイヤルカスタマー育成支援体制を強化

ベイン・アンド・カンパニーの調査によると、アリババのプラットフォームは顧客ロイヤリティ向上に優位性

 このたび、アリババグループは、今年の天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバルの期間中、出店企業がロイヤリティの高いファンを増やすための支援を強化することを発表しました。

 アリババは、流通取引総額(GMV)から顧客ロイヤリティ向上に大きく焦点を移しており、2022年6月30日までの1年間で、前年に1万元(約20万円)以上消費した顧客のうち98%を維持することができました。

 またアリババのロイヤリティプログラムであり、毎年平均5万7000元(約114万円)以上を消費する88VIP会員は、2022年6月30日時点で2500万人でした。

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 アリババの戦略的方向転換には正当性があります。ベイン・アンド・カンパニーの調査によると、中国の小売業界は新しい時代に突入しており、単なる成長を追求するのではなく、収益性とロイヤルカスタマー育成に焦点を絞っていることが示されています。また、同調査によると、価格よりも品質、品揃え、会員制プログラムがロイヤリティにつながることが明らかになりました。

 実際、アリババの平均的な顧客層は、5年前と比べより幅広く買い物をするようになっており、以前は7カテゴリーでしたが、今では倍以上の19カテゴリーにわたって買い物をしています。

 また、アリババの実店舗、地域サービス、Eコマースの組み合わせは、よりシームレスなオムニチャネル体験を提供でき、顧客ロイヤリティ強化には最適です。

 アリババは、革新的ソリューションを通じて出店企業のロイヤルカスタマー育成支援を継続していきます。

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