アリババグループの旅行サービスプラットフォームFliggy、海外在住の中国人ユーザーを対象に2022 FIFAワールドカップ観戦パッケージプランを発売

 アリババグループの旅行サービスプラットフォーム「Fliggy(フリギー)」は、ヨーロッパ含め海外在住の中国人ユーザーを対象に、年末にカタールで開催される2022 FIFAワールドカップ観戦パッケージプランの販売を開始しました。

2018年の男子FIFAワールドカップで、チーム・フランスを応援する中国のサッカーファン(写真提供:シャッターストック)

 同パッケージプランは、フランス代表チームの試合観戦チケットと開催都市ドーハでの2泊のホテル宿泊を含んでおり、19,670元(約40万円)より提供される予定です。フランス・カタール間の往復航空券は、オプションで追加することも可能です。また、フランス元代表の選手たちとの試合観戦や、カタールの首都ドーハを観光するツアーなども含まれています。

 「4年に一度のワールドカップは、世界の観光産業がパンデミックによる低迷から回復するための絶好の機会です」と、フリギーのバケーション事業部長の趙磊(チョウライ)は述べました。

 大会期間中カタールは国境を閉鎖し、「Hayya Card(ヘイヤカード)」と呼ばれる独自のファンIDを持つ観光客のみ入国することができます。フリギーはこのような地元当局の規制を含む手続き面でもユーザーをサポートし、安心で快適な旅を提供します。

 フリギーが海外在住の中国人をターゲットにした商品を展開するのは今回が初めてです。フランスで開催予定の来年のラグビーワールドカップや2024年のパリオリンピックでも、海外在住の中国人をターゲットにしたパッケージプランを企画しており、中国人ユーザーにスポーツ観光の魅力を伝えたいと考えています。

 このパッケージツアー開発において、フリギーはフランスのスポーツ観光に特化した旅行会社Mycommと業務提携しました。パリで行われた本パッケージツアーの発売イベントにて、MycommのCEO、Gregory Sevault氏は、「中国のスポーツファンが最高のサービスと試合観戦を楽しめるよう、世界中のスポーツイベントのパッケージプランを今後も展開していきたい」と意気込みを語りました。

 フリギーは、自社のデジタルプラットフォームを活用し、世界中にいるパートナー企業とともに高品質な旅行体験をユーザーに提供することで、今後も観光業界の回復に貢献していきます。

 

 

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